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2009年2月21日 (土)

天然理学農法のお手伝いしました

先日、栃木県のA様の農園に伺いました。このA様農園では、2006年夏にご自宅のイヤシロチ化工事を行われました。その時に、ご自宅の敷地と隣接していましたので、炭ポット(すこやかポットの旧バージョン)を農園にも設置されました。そのお陰か、その農園で獲れる野菜が、とても立派でやわらかくて美味しいものになったとおっしゃっています。

当農園では、今年から本格的に天然理学農法を始められるということなので、まず、簡単で一番成果が出そうな「地中に空気を圧入する」という作業を行うことにいたしました。専用の空気圧入器具(オーダーメイド)を購入していただき、業務用の25馬力のコンプレッサーをレンタルし、ホース類を接続して準備完了。あとは、コンプレッサーのエンジンを始動し、空気圧入器具を目的とする農地に差し込んでいきます。今回は、空気圧入器具が4本のセットでしたので、1度に4カ所、互いの距離は3〜4メートルにして、1カ所10分位「空気圧入」状態にして、次のポイントに移動し空気圧入器具を農地に差し込んでいきます。この繰り返しを午前中2時間半、午後3時間半、合計6時間で約400坪程度の畑と田んぼに「空気圧入」を行うことができました。

この空気圧入器具は、ステンレス製直径1.3センチ程度、長さ1メートルのパイプをT字型に溶接して作ったもので、先端は尖らせてあり、1ミリ程度の小さい穴が4コ空いています。ここからコンプレッサーで圧縮した空気がもの凄い勢いで出続けるというもの。

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この「空気圧入」を行うと、地中がスポンジみたいに土が細かくバラバラになっていきます。そうすると、土の粒子表面に分布している「自由電子」が飛躍的に多くなるのです。植物の根っこの先端は、電気的にはプラスになっていますので、その付近の養分や水分が「自由電子」にチャージされて、マイナスイオン化された状態だととても効率よく根っこに吸収されていくのです。こんな状態を「地力が高い」というのです。つまり、植物は健康的ですくすくと育つし、立派な果実をたくさん着けることができる、「豊作」状態になるということ。

別の見方をすると、スポンジ状になった土は、夕方以降太陽が沈んで気温が低下した後でも地温は下がりにくく、気温との「温度落差」がたくさん出来ます。そうすると、植物の上昇力が高まり、根圧が与えられて養水分はどんどん吸い上げられ、植物の結実・成熟がかなり良好になるのです。

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上の写真は、A様農園で戴いた立派な人参。
当農園の次の予定は、イオン水の製造と植物の種や苗の優勢化処理設備をセットされます。さらにまたその次には、農地に農地専用炭素埋設を行う予定とのこと。3月中旬にはご報告できると思います。




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