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2009年3月24日 (火)

天然理学農法の仕掛けをしました(前編)

またまた栃木県のA農園様にお邪魔し、天然理学農法を行うための仕掛けをしていただきました。今回は、農地の炭素埋設(略して炭埋・タンマイと呼ぶ)2カ所と、浸透汚水マスの埋設、2回目の空気圧入、イオン水装置のセットを導入いただきました。
炭埋孔の位置は、前回お邪魔したとき打ち合わせておきましたので、今朝までに穴の掘削は終わっていました。以前地続きの母屋に炭埋をしていましたので、それと今回の2カ所の炭埋孔は一辺が45メートル程度の正三角形の頂点になるよう配置しました。その上、畑と母屋はほぼ同じレベルにありますが、水田は3〜4メートル低いレベルに位置しますので、畑の土手から水田に降りたその近辺は電気的に不安定で植生が劣勢生育地帯になっています。また、当家にも隣地にも掘り井戸がありますので、その周辺は地面付近の電気バランスは崩れ不安定に変動しています。A様の話でも、そのあたりは植生が良くないとのことでした。

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炭埋は、直径1メートル×深さ1メートルの円筒形に掘削し、穴の底から三分の一程度を水締めしながら炭素質で充填します。これは、考案者楢崎皐月氏がいろんな穴の大きさや形状を試され、最も労力と費用が少なく効果が高いものを編み出されたとのことです。
ともかく、地面に穴や溝をつくるということは、地表面に相当大きく広範囲に「電気の片寄り」をつくりだします。それぞれの電気的片寄りが干渉したところが「ケカレチポイント」になるのです。物件によっては、敷地内に何カ所もケカレチポイントが存在することも少なくなく、出来るだけ少ない数の炭埋でそのポイントを改善していくのです。この見極めとどこに炭埋孔を設けるかということは、ある程度の知識と熟練が必要です。

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農地の炭埋は、専用の「Farmland Blend」を使用します。農地用は「植生改善と残留農薬等の中和」という機能を持ち、しかも低価格の設定で作ってあります。
農地用すこやかポットも色が単に黒いということだけではなくて、「植生改善と残留農薬等の中和機能」が印可されています。小生の天然理学農法に対する意気込みが感じられると思います(笑)。
炭埋作業をしている間、土壌の空気圧入作業も平行して行いました。前回よりも土壌はやわらかでふかふかな感じがしていて、空気が入った部分はエネルギースポットのようにゆらゆらして見えます。

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それから、水田の端に昔使っていた家庭内の汚水を地下に浸透させる枡(穴)がありましたので、そこにもすこやかポットを設置しお手持ちの切炭や籾殻燻炭(使用済みの竹炭や備長炭でも良い)を5〜10㎝厚に敷き詰めたあと、土を被せて埋め戻しました。浄化槽などの処理も同様な方法で行うと良いです。

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炭埋もすこやかポット設置も空気圧入も、地力を高めるためのとても有効な手法であり、農業をはじめ全ての生産を行う場所にとっては基本中の基本であり、とても重要なことなのです。(後編につづく)




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