壁塗りのお手伝いしました
先日、千葉市のM邸で、壁塗りのお手伝いをしました。
貼ってあったクロスが破れてしまったので、何か良い壁材はないだろうかと言うご質問に、高千穂シラスという会社の「白州リフォーム」という商品にセラミックパウダーを混ぜ込んだものを使ったらどうかというご提案をしました。
2万5千年前に鹿児島県の桜島を含む姶良(アイラ)カルデラが噴火したそうですが、その時に周囲に飛び散った火砕流が堆積してシラス台地を作りました。シラスの細かい粒子の中には、無数の穴があいた多孔質構造を持っています。主成分のケイ酸は除湿機能が優れています。他にはアルミナが含まれていますが、ニオイや化学物質の吸着能力が優れているので、お部屋の空気を清浄に、快適にするという観点からは、なかなか良いのではないかと思います。(高千穂シラス株式会社さんのパンフレットを引用しました)
おまけに、当社でお取り引きをさせていただいているセラミック製品の原料である『A4セラミック』(一番上の写真、右の小さい袋の白い粉)を少量混入させて、さらに遠赤外線効果を増強しようというねらいです。
施工手順ですが、まず、壁塗りをしようとする壁面以外を養生シートとマスキングテープで覆います。汚れ防止のためです。床面には、作業しないと行けないので広い範囲に養生しました。
次に、デコボコな壁面を「パテ埋め」することで滑らかにします。
次に、壁材が剥離しにくいようにタッカーでホッチキスの針の大きい版を壁に打ち付けて行きます。1,500本くらいは打ったでしょうか?
次に、「シーラーを塗布」して乾かし、2回目の「シーラーを塗布」します。この時が唯一臭いが出る作業なので、換気と加温をしました。
その次に、左官さんが使っている丈夫なバケツの中に、予め計量した白州壁材とセラミックパウダーを混ぜながら入れ、同じく計量した水と染ませて行きます。スクリュー式の撹拌器を使いました。
そうして、やっと白州壁材を塗り付けて行くのです。
私自身、初めてのローラー刷毛による壁塗りだったので、少し未知数な部分がありましたが、直に慣れて来て、まるでプロの仕事のような仕上がりにビックリしました。雰囲気もとてもいい感じで、早速さわやかなお部屋になったのが実感出来ます。
セラミックパウダーが混入している分、血流が促進される感じで室温の割に暖かく感じます。
材料代は安いし、塗りやすいし、DIY大成功だったんではないでしょうか?
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