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2023年11月

2023年11月14日 (火)

神宮御園、奉仕作業に参加しました

過ごしやすい季節になってきました。皆様はいかがお過ごしでしょうか?

 

先日、古くからの仲間のお誘いで、伊勢神宮御園に設備してあります電子イオン水のタンク清掃奉仕に参加しました。地上タンクと地下タンクの清掃、地上タンク内の電極である備長炭の交換といった作業内容でした。


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内宮、外宮と14ヶ所の別宮、109ヶ所の摂末社を擁する伊勢神宮で行われる「お食事」の奉奠(ほうてん)は、年間延べ1,500回に及ぶといわれます。「お食事」として供えられる作物はすべて伊勢神宮の農園『御園(みその)』で作られたものです。広さ約1.7ヘクタールの農園で、約80種類の作物が有機栽培を主に天然理学農法も併用して栽培されています。

御園で作られる作物は神様にお供えするものですから、汚れなく清浄であるのが絶対条件です。肥料は、牛、馬、豚などの糞尿はもちろん一切の下肥を使うことが出来ませんので、油かす、堆肥、魚粉、骨粉などを駆使して土づくりをされてきました。

1955年頃から普及し始めた農薬と化学肥料は、御園でも使われる様になり今までの苦労が軽減すると思われました。しかし、10年もしないうちに水俣病の被害などを通じて、有機水銀の恐ろしさが知られる様になり、農薬や化学肥料も清浄どころではなく、土壌を複合汚染し奇形や病気を引き起こしかねない毒物だということが明らかになりました。御園の土壌は痩せてしまって、大根、人参、牛蒡などは根の枝分かれしたり、白菜にこぶが出来てしまうネマトーダ(根コブ線虫)による被害が年々深刻になってしまったそうです。お供えに必要な作物の1/10程度しか獲れないという非常事態が続いたとのことです。

岐阜県の電子農業総合研究所は天然理学農法の提案をいたしました。伊勢神宮サイドでは慎重な見分、検討、現地視察などを約1年間重ねられ、1975年採用に至られたそうです。

粉炭を土壌混入し、炭素埋設を設置し、地力改善には6〜7年掛かったそうですが、ネマトーダは完全に出なくなったそうです。その後、10立米の電子水チャージタンクと地下100立米の貯水タンクが設置され、80基のスプリンクラーに接続されてふんだんに電子イオン水を散布されています。

もちろん使った炭や電子チャージ設備等は全て、関係の大勢の方々が奉納された尊いものなのです。

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現在は、畑の作物はとても元気にすくすくと育っている感じがしました。この奉仕作業は、今回で20回(20年)だそうです。参加者は25名位でした。私は30年ぶりにこの御園に来させていただきました。来年も同じ時期に奉仕作業を行われると聞いております。ご参加にご興味がお有りの方は、ご一報くださいね。

 

ミキたんまい工房のサイト↓

https://www.iyashirochi.jp

 

Tanmai Shopのサイト↓

https://tanmai.shop-pro.jp

 

 

 

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